【NightS】 ヨネダコウ
NightS (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)
- 作者: ヨネダコウ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2013/02/09
- メディア: コミック
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「どうしても触れたくない」のヨネダコウ最新作。
と、帯に印刷されてました。この方、意外とコミックス出てないんですね。今のところ3冊かな?だとしたら全部買ったことになります。
それはおいといて、この本の感想。
絵がちょっと変わったかな?というのが最初の印象。なんとなくキャラクターの顔が間延びしちゃったような。でも、中身を呼んでいるうちにあまり気にならなくなりました。
中身はわりとかわいいというか後味の悪くない話ばかり。暗めの漫画を描く方と印象があったので、新鮮な驚きでした。
6本のうち、一番好きなのは、やっぱりタイトルの「NightS」かな。ネタバレしちゃうから細かくは書きませんが、運び屋×ヤクザという腐女子ホイホイな組み合わせにニヤニヤしました。10歳上のヤクザが色っぽいんですよね。眼鏡をかけた顔がさらに好みでした。
裏社会が出てくる設定ではありますが、血なまぐさくもないしお話そのものはあっさりしてます。むしろ、もうちょっとアンダーグラウンドなエピソードがあってもいいかなと思う。
あと、ヨネダコウさんて、物憂げな顔とか、切なそうな表情とか、内面を押し殺した顔はものすごく魅力的なのに、声を上げて笑っているような顔は苦手なのかな。関君が大笑いしている顔が、笑っているように見えなかった。ツナギを脱がされているときの顔は大変色っぽいです。
ヤクザと運び屋の話、続編書かないのかな。書いて下さったらとっても嬉しい。
【宝物は全部ここにある】 糸井のぞ
宝物はぜんぶここにある (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)
- 作者: 糸井のぞ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: コミック
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感想復活。結構前に読んだものも、記録しておきます。
ジャケ買いしたコミックス。読んだことのないマンガ家さんでしたが、味のある絵に惹かれて買ってみました。
さらっとやさしい雰囲気の漫画でした。出てくるのはほぼ男性オンリー。重要な役まわりに「ヒトミさん」という女性が出てくる以外は、ほぼ男性のみで話が進みます。
主人公である「書生」の男の子は中学生。周りはみんな一癖ある大人。浮気とか三角関係的な描写もあることはあるんだけど、ドロドロしていないので嫌な感じはありません。
「大切な人に置いていかれる」痛みをずっと引きずる信太郎に、きゅんとします。出てくる人みんな優しくて不器用でいじらしい。ものすごく感動するわけじゃないけど、ふわっと気持ちよくなれるお話。
細かいことを言えば、なぜ「弟」であることを隠す必要があったのかがわからないし、中学生が「無力な子供」なのは当たり前じゃないかと思ったり。絵も、全体的に白っぽいというかさらっとしているので、ちょっと現実味がないような気はしました。
表紙の絵と中身はちょっと印象が違いました。線画はあっさりとした雰囲気。線に独特の色気があって好きです。眼鏡の男性が非常に好み。
巻末の「2年後のぼくら」の旬を見てちょっとしょんぼり。彼はあのままでいて欲しかった。
【犬とつばめ】 雨隠ギド
- 作者: 雨隠ギド,エディス編集部
- 出版社/メーカー: まんだらけ
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: コミック
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これも感想を書くのを忘れていた分。
装丁が、めちゃめちゃ可愛い。インクの色とか紙の質とか帯との組み合わせとか。実は「悪人を泣かせる方法」よりも先に気になったのはこっちだった。でも知らない作家さんだったので、手にとっては戻しを繰り返してた。「悪人を…」の方が好みだったので、こっちも買いました。
可愛い装丁にふさわしい可愛くて切ない話でした。絵柄がけっこう今と違いますね。それも初々しくていい。
楓と野呂君は、末永くお幸せに。
普段は大人が出てくる漫画ばっかり読んでるので、ちょっとこそばゆかったです。
【真昼の恋】草間さかえ
- 作者: 草間さかえ
- 出版社/メーカー: 心交社
- 発売日: 2010/12/30
- メディア: コミック
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年末になると、やり残していたあれやこれやを急に思い出したりします。
本の感想も、書き忘れていたのが沢山あるので、これは残しておこうと思ったのは入手時期に関係なくどんどこ書いていきたい。でも、多分すぐにまた忘れる。
てなわけで2011年1月に出た本の感想。
出てくるのは大人ばかりですが、可愛い話。残念なことに攻めがタイプじゃない。嫌いじゃないんだ。でも年下わんこ攻めに萌えないんだ。
上司はめっちゃタイプです。こっちとの組み合わせだったら萌えたけど、でも上司とくっつかないところがこの話のツボだとも思う。
彼のバラ色の人生【秀 良子】
- 作者: 秀良子
- 出版社/メーカー: ソフトライン 東京漫画社
- 発売日: 2012/05/20
- メディア: コミック
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コマノに惹かれている自覚があるのに踏み出せない感じとか、別れる未来を想定しておく(つもりだけでも)感じとか、ぐっとくる。ふてぶてしい奴と思っていたコマノも年相応にかわいいところがあったりして、なにかこう全体的にきゅーんとしました。
この方、あまり露骨なシーンは描かないのかと思っていたので、そういうシーンに驚きました。というか、色っぽくてかわいくてすっごく良かった。萌えた萌えた。
3本収録されてますが、どれもいい。一番かわいいのはあとがき漫画かな。コマノの名前があんなんだったとは。名前を呼ばれたコマノの反応が可愛すぎた。
しかし、カレーって失敗するか?とりあえず箱に書いてある作り方の通りにやれば、食べられないものにはならんと思うんだがなあ。焦がす、とかはあるだろうけど。
ナカさんのながれ【basso】
- 作者: basso
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2012/03/24
- メディア: コミック
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オノナツメ名義もbasso名義も好きですが、日本を舞台にしている作品の方が好みかもしれない。「ふたがしら」もすごく好き。
ナカさんのシリーズは、雑誌で飛び飛びに読んでいたので、今回ちゃんと全部読めてうれしい。普通の働くお兄さんとおじさんが素敵です。シンプルなTシャツに前掛け(エプロンじゃないよな?)、ワイシャツにネクタイ。その普通さに惹かれる。
静かな会話、静かなお話。大人のための漫画だなあ。
読むたびにラーメンが食べたくなるのは、しょうがないよね。
悪人を泣かせる方法【雨隠ギド】
- 作者: 雨隠ギド
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: コミック
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表紙の眼鏡の悪人面に惹かれて手に取り、裏表紙の眼鏡の可愛さに購入を決意しました。全然知らない作家さんだったけど、自分の嗅覚をほめてやりたい。大当たりでした。
金を稼ぐ才能はあるけれど引きこもりぎみの攻めと、性格のひん曲がった美形弁護士の年上の受けという設定が既に好みど真ん中。しかし、「悪人」と呼ぶほど悪い人でもないような気がしたな。っていうか、攻めも結構人が悪いよな。もちろんそこがいいんですけど。
「気持ちのこもった」キスから「初めて」の流れが、ほどよいエロさ加減で良かった。とってつけたような過剰サービスみたいなベッドシーンは嫌いなので。
続編出ないかな。出たら絶対買うぞ。
BLは好きなわりに詳しくないんだけど、一昔前に見かけたようなBLテンプレ漫画みたいなのは、今は少ないんですかね?最近、買う本が、ほとんど当たりでものすごく嬉しい。